地学団体研究会Web::出版物>地学ハンドブック>各号別詳細
地学ハンドブック20 改訂版 ケイソウのしらべかた
著者 | 判型 | ページ数 | 頒価 | 送料 |
---|---|---|---|---|
野尻湖ケイソウグループ | A5判 | 105頁 | 1,000円 | 240円 |
本書の初版は2000年に刊行され、昨年末でほぼ完売した。初版刊行後にケイソウの研究が進み、多くの属名や種名が変更された。それらの変更と内容の一部を加除・訂正して今回の改訂版の発行となった。 本書は、生活の中でのケイソウ、ケイソウをしらべると何がわかるか、ケイソウの観察の仕方、ケイソウの分類などが、わかりやすく解説されている。 本書は、ケイソウの研究、学校教育の中での実習などに広く利用されてきた。また、微生物や細胞の観察などにもすぐにも利用できるうえに、顕微鏡の操作技術を向上させるうえでも役立つ内容である。 ケイソウの観察、研究については類書がない。本書を参考に、微少なケイソウの世界に親しんでいただきたい。 目次 はじめに I ケイソウとは(1水中の小さな生き物/2ケイソウの形/3ケイソウの生活/4食物連鎖の出発点/5ケイソウのきた道) II 生活に役立つケイソウ(1食品や日用品に利用されていたケイソウ土/2ろ過剤の主役/3デザインにも役立つ/4ノリの等級の決め手/5真実を語るケイソウ/コラム 赤潮) III ケイソウを調べると何か分かるか(1水質の違いですみ分けるケイソウ/2環境とケイソウ/3ケイソウは示相化石/4大切な現生ケイソウの研究) IV ケイソウの採取とプレパラートの作り方(1付着性ケイソウの採取と処理/2化石(または底泥)ケイソウの処理/3浮遊性ケイソウの採取と処理) V ケイソウの観察(1顕微鏡下に広がる世界/2顕微鏡に親しむ/3顕微鏡写真の写し方) VI ケイソウの見分け方(1殻面と帯面/2円心類と羽状類/3羽状類の分類/4羽状類構造/5生物の分類とケイソウの名前/コラム 過渡期にあるケイソウの分類/6ケイソウの分類(属の段階の見分け方) VII 野尻湖発掘とケイソウ(1野尻湖層とケイソウ化石/2貫ノ木層と下部野尻湖層I、II/3下部野尻湖層III/4中部野尻湖層I、II、III/5上部野尻湖層I、II、III) VIII ケイソウを調べる実践編(VIII−A干潟のケイソウ−小櫃川河口干潟−/VIII−B沖積層を調べる−ボーリング試料などを使った環境復元−/VIII−C汽水湖のケイソウ−ケイソウ遺骸群集からみた加茂湖(佐渡島)の古環境−/VIII−D水の汚れとケイソウ−新潟県・関川水系を例にして−) IX 写真で見るケイソウの仲間たち(1野尻湖層と野尻湖現生のケイソウ/2汽水生と海水生のケイソウ) X 参考文献/資料-種名と生態/索引/おわりに |