地学団体研究会Web::地学団体研究会とは

地学団体研究会とは

地学団体研究会(地団研)は、地学の研究者や愛好者によって1947年に創立された学術団体です。
創造活動・普及活動・条件づくり活動の3つを活動の柱にしています。
会員には、大学等の研究者・小中高教員・地質コンサルタント・学生・公務員などのさまざまな階層の人たちがいます。

創造活動とは、研究をおこなって新たな成果・知見をつくりだすことです。
個人研究を基礎としながらも、全国各地で、多くの団体研究グループが組織され、ユニークな創造活動をおこない、たくさんの成果を上げています。
個人研究や団体研究の成果は、学術雑誌『地球科学』に発表されています。

普及活動とは、市民を対象にした地学ハイキング・講演会・技術講習会・調査・普及書の発行などをおこない、研究活動によって得られた地学の知識を市民の方々に普及していく活動です。
2011年東北地方太平洋沖地震をはじめ、様々な地盤災害についての調査活動や、市民の方々を対象とした講演会などをおこないましたが、このような活動も普及活動の一環です。

条件づくり活動とは、創造活動や普及活動をおこなっていくための諸条件を整えていくことがです。
研究条件の整備、学生・院生の勉学条件の整備などに取り組んでいます。
また、科学と社会との関わりにも目を配り、原発問題などにも発言しています。
地学団体研究会の目的の一つとして、
「科学・技術が他国への侵略の目的や戦争の準備のために使われないよう努力する」ことが掲げられています。

地学団体研究会では、以上のような活動を総合的に進めており、
私たちはこれを「三位一体の活動」とよんでいます。

普及活動の成果、条件づくりの経験、専門的研究の解説などは『地学教育と科学運動』に発表されています。
地学団体研究会や団体研究については、『地球のなぞを追って—わたしたちの科学運動—』(大月書店刊)に詳しく紹介されています。地団研で購入できます。

地団研は、日本学術会議協力学術研究団体です。

地団研は、次の連合体・連絡会に参加しています。

  •     日本地球惑星科学連合
  •     自然史学会連合
  •     平和と民主主義のための研究団体連合会議(略称平民研連)
  •     非核の政府を求める会
  •     軍学共同反対連絡会
  •     特定非営利活動法人地学オリンピック日本委員会協賛団体

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