(1)学術シンポ:テーマ「房総半島の隆起」

18日(土)9:30~11:30、13:30~14:45
小ホール

「房総半島の隆起」をテーマに行います。

ねらい:房総半島は火山活動が稀有で,後背地がどこにあるかも判然としない,一見捉えどころのないところがあります.しかしながら,隆起海岸平野で有名な南房総の完新世以降の地殻変動量が大きい反面,北側・東京湾側では造盆地運動が認められ,特に更新世以降では連続した海退相によって埋積されています.これらを足掛かりに、地下地質構成を含めた千葉・房総半島の地形・地質的特徴について触れていきます.また,言葉を変えれば,翌日の科学運動シンポジウムで取り上げる処分地適合性に対する「千葉版」の問題提起としても捉えることができます.

世話人:岩本広志、品田正一(以上千葉支部)、柴正博(静岡支部)

プログラム

1.「房総半島の隆起 南関東・房総半島における地質研究動向 ―後期新生代造構運動と完新世以降のネオテクトニクスー」岩本広志(千葉支部)

2.「房総半島中央部上総‐下総層群堆積盆地の構造:反射法地震探査からの考察」浅尾一巳(千葉支部)

3.「大深度ボーリングと微化石からみた房総半島の新第三系堆積盆」林広樹(山陰支部)

4.「駿河湾の形成と伊豆半島の衝突」 柴正博(静岡支部)